HDAをもっと使おう!

HD Advance!?」で紹介したHDAをあのまま使うのもいいのですがここではもっとマニアックにHDAを使ってみようではないかというコーナーです。マニアックに使うためにPCを持っていることが前提条件です。

PC上でのインストール メモカブート HDAの改造 uLaunchELF

PC上でのインストール

あのHDAで唯一面倒とも言える作業といえばゲームのインストールです。そのインストール作業をPCで行えるソフトをご紹介しましょう。まずその前に以下のものをご用意ください。

  • ■CD/DVDが読めるドライブ
  • ■ゲームディスク
  • ■IDE→USB変換器(ノートPCなどIDEインターフェイスが使えない場合に必要。USB2.0対応のものを推奨)
  • ■WinHIIP

環境が整ったらネットから「WinHIIP」という名前のソフトをダウンロードしてください。

このソフトはCD/DVDだけでなくイメージファイルからもインストールができるソフトです。(インストールするゲームが片面二層式の場合、PS2でのインストールはできないようです。インストールには必ずこのようなソフトが必要らしいです。HDAを片面二層に対応させるには前項の”HDAの改造”をご覧ください。)

他にも名前やmodeを変更したり、ゲームの削除、バックアップがPC上で行えます。
どこのあるかが分からないという人はHDL-WIKIで探すといいと思います。ここでの説明はVer1.7.2の日本語版で行います。

何らかの形式で圧縮されていますのでLHAZなどで解凍すると↓の様なファイルがあると思います。

解凍するとこんな感じ

そしたらHDA用のHDDをPCに接続した状態でWinHIIPを起動します。すると、こんなウィンドウが開きます。
日本語版

そこで「ドライブの選択」のボタンを押すと↓の様な表示が出ます。
無印は未フォーマット

ここで(PS2)と出てるドライブを選択します。未フォーマット状態のHDDは()は表示されていないと思います。
選択した後はこのように表示が変わると思います。
趣味がばれるw

その他、各ボタンの説明は以下の通り。(主要なものだけ)

ドライブをHDA用にフォーマットします。詳細は後述。
イメージファイルからゲームを追加します。対応形式はmds,cue,mds,iso,nrg,cdi,gi,pxiです。複数一括のインストールが可能です。
CD/DVDドライブからゲームをインストールします。PS2でやるよりも速く済みます。
modeや名前の変更ができます。入力は全部の文字が使えますが、半角カタカナで打たないと文字化けします。
チェックを入れたゲームをISOイメージでPCのHDDにバックアップします。
チェックを入れたゲームを削除します。
WinHIIPの設定を行います。詳細は後述。

このほかにもいろんな機能(PPFパッチの適応など)があるらしいのですが、
あまり良く分からない上に需要が少ないので省きました。

ディスクをフォーマットする場合ですがフォーマットしたいディスクを「ドライブの選択」で選んだ後に「ドライブの消去」を選択します。
するとこんな画面が出てくるはずです。

フォーマットはFull推奨

この画面でのフォーマットの”モードの消去”の項目で「Quick」と表示されていますがコレを「Full」に変更してから「完了」を押してください。
すべてのフォーマットで言えることですがクイックフォーマットはやんないほうが良いです。不具合の原因になりますし、多少めんどくさくてもそのほうが安定します。
アプリケーションの項目は128GB以上のHDDを使うときに変更します。128GB以上のHDDを選択しているとHDLoader 48bitの項目が増えているはずですのでそれに変更してフォーマットします。

「プログラムの設定」を押すと↓のような画面が出てきます。
基本的にデフォルトでおk

制限設定はさっきも出てきた28bitか、48bitか、の設定です。128GB以上のHDDは変更しておかないと128GB以上を認識してくれないと思います。さっきも出てきたToxic OSの項目ですが何のことだか管理人もよく分かっていないので無視して良いです。PS2のIPアドレスやHDDの構造を読み取る、書き込むの項目も意味不明なので無視して大丈夫です。一般設定は見たまんま。

以上、WinHIIPの説明はこんなもんです。

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メモカブート

メモカブートとはメモリーカードを利用した起動方法でPS1のディスクを利用します。”PS2のCDは読まないのにPS1のディスクは読める”状態になったPS2とかでも起動できるので便利です。
特にHDAのようなディスクは特殊なプロテクトがかけられているため、普通のディスクより読みにくいことが多いのだそうです。
(そうゆうディスクを頻繁に読み込ませていると負担がかかりピックアップの劣化につながります、CCCDなんかと同じ)

※劣化するといってもHDAの読み込みは基本的にHDの内容表示まででゲームプレイ中は読み込まれることはありません。なので過剰に気にすることはないと思います。
※メモカブートはさらに使えるPS2が限定されます。詳しくはもけまさんのサイトやHDL-WIKIで確認してみましょう。

リングプロテクト
HDAディスクの読み取り面。円形の模様が見られるがコレがプロテクト。

メモカブートに必要なものは以下の通り。

  • ■バックアップディスクが動かせる環境orメモリーカードのデータをPCで管理できるツール(メモリージャグラーUSBなど)
  • ■PS2のメモリーカード
  • ■起動に使うPS1のソフト(基本的に何でも良い)
  • ■各種ソフト(titleman.exe、バイナリエディタ、PSU File Manager)

今回はメモリージャグラーUSBを使っての説明をします。
これは通販でも売ってると思いますが、大きい家電量販店のゲームコーナーとかでも売ってると思います。

まずPS1から起動させるためにtitleman.exeというプログラムを使ってPS1ソフトの”登録”を行います。作業前にあらかじめフォルダオプションで拡張子を表示させるようにしてください。

titleman.exeはもけまさんのページで配布されています。ついでに使い方もみてください。(他人任せですみません^^)
紹介されている使い方の通りやれば「TITLE.DB」というファイルができたはずです。つぎにHDAのディスクをPCのドライブに入れます。DVDでもCDでも構わないです。ディスクの中から「S○○S_XXX.XX(自主規制)」というファイルを抜き出します。このファイルはこのままだと少し大きいのでダミーカットします。面倒だと思うのなら無理してやることは無いのですがやらないとメモリーカードの容量を圧迫したり、起動に時間がかかる事があります。

00の部分を削除

バイナリエディタで開くと00051050以降のデータが0データで埋まっているのが分かります。
それら0データを削除したら名前をつけて「BOOT.ELF」という名前で保存します。
そして次にメモリーカードジャグラーUSBでPS2のメモリーカードから「システム設定ファイル」をバックアップします。
バックアップしたら「system.psu」にリネームします。

PSU File Managerそしたら今度はPSU File Managerというプログラムを使います。
ネットで探せば見つかると思います。

探し出してダウンロードしたら展開します。展開したら同じフォルダにテキストを新規作成し、その名前を「ADDMCBF.bat」という名前にリネームします。

そしたら同じフォルダに先ほど作成した「system.psu」と「BOOT.ELF」と「TITLE..DB」を移動してきます。こんな感じになっているはずです。→

移動したらADDMCBF.batを右クリックし、編集を選びます。するとメモ帳が開くのでそこに psu.exe a system.psu TITLE.DB BOOT.ELF と入力し、保存します。system.psuの容量が6KBから400KBあたりになっていれば成功です。(ダミーカットをしてなかったら1000KBくらい)

後は出来上がったsystem.psuをメモリーカードジャグラーUSBでPS2メモリーカードに保存すれば完成です。

保存したPS2メモリーカードを挿して登録したPS1ディスクでPS2を起動すれば一瞬白くなった後にPS2メモリーカードに保存されているHDAが起動するはずです。

メモカブートの説明は以上です。このほかにもいろんなインストール方法があるのでうまくいかなかったら他の方法を試してみましょう。環境が無い人はお金が掛かってしまう技ですが、コレができればHDA以外でもいろんな使い方ができますのでやってみる価値はあると思います。

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HDAの改造

必要なもの

  • ■メモカブートができる環境
  • ■各種ソフト(HDL_AIO、G-packers)

HDAにパッチを当てて機能を拡張したり、HDAの背景画像を変えたりすることのできるソフトを使ってHDAを改造する方法です。
メモカブートのときと違い、全てGUIで操作できます。
が、メモカブートのできない環境の人はこの技が使えないと思いますので注意して下さい。

「HDL_AIO」というソフトでHDAを改造します。使うVerは2.5.4で日本語化されているものを使用します。
コレもHDL_WIKIとかで見つかるはずです。

このソフトを手に入れたらまずはHDAの解凍を行います。このソフトは「(ディスク上の)サイズが2,977,792バイトのものしか対応していない」ので解凍作業が必要です。
解凍にはココのサイトにある「G-packers」というユーティリティを使います。HDL_AIOにも圧縮、解凍機能はあるのですがこのユーティリティのほうが分かりやすいのでオススメです。そのサイトではHDLoader用ですが改造用の背景画像も置いています。
G-packersをとってきたら解凍し、G-packersを起動します。

G-packersすると、このような画面が出てきますので”開く”で解凍するELF(今回の場合メモカブートの時に作ったBOOT.ELF)を指定し、”保存”で開いた所とは別の場所で保存場所を指定してください。リネームの手間が省けます。

解凍方法は「sjuncrunch」か「ps2-unpacker」の2通りあります。どちらかでELFのサイズを2,977,792バイトにできると思います。


HDL_AIO
解凍したらHDL_AIOを起動します。起動したら「ファイル」から「HDL/Aを開く」をクリックして先ほど解凍したELFを開きます。
そのあとに「パッチを適用」のボタンを押します。

すると↓のような画面が出てきます。
HDL_AIO

画面説明

パッチ HDAにパッチを当てます。各種説明がありますが面倒でしたら全部チェックをつけても構いません。
ちなみに”従来のDVD9”というのは片面2層対応パッチの種類でコレの場合「God of War」というゲームと「グランツーリスモ4」が起動できるようになるそうです。”新しいDVD9”は「METAL GEAR SOLID2 サブスタンス」が動くようになるそうです。
必要に応じてお好きなほうをお選びください。
言語設定 日本語は無いようなので自動設定のままで良いです。
画面位置調節 ”NTSC基準値”を押せば自動で入力してくれます。
下手にいじらず、基準値のままで使うほうが無難です。
HDL/HDAの画像ファイルを変更 背景画像の吸出しや変更、プレビューが行えます。
画像を変更したい場合は必ず512×448の24bit BMPをご使用ください。
BMPフォント 必ず最初に”画像ファイル抽出”で画像を抜き出しておいて”フォント読込”からデフォルトの”hdl_font.bmp”を指定しておいてください。下手にいじくると不具合が起こります。
”画像ファイル抽出”のボタンを押した時に”hdl_gfx”というフォルダがHDL_AIO本体と同じ場所にできていると思います。デフォルトの画像はそのフォルダの中に入っていると思います。これを行わないと背景画像などの変更の適用がされません。
ボタンとテキストの変更 上と同じです。ただ”テキストファイルの読込”のチェックはしなくて大丈夫です。
デフォルトのファイル名は”hdl_button.tga”
ウィンドウカラーの変更 すいません。よく分からないです。いじらないほうが無難だと思います。

基本的操作手順説明

  1. ”画像ファイル抽出”のボタンを押してデフォルトの画像を抜き出しておく。
  2. 変更したい画像を読み込む。(512×448の24bit BMPのみ)
  3. BMPフォントとボタンのデフォルト画像を読み込む。
  4. 各種パッチをあてる。
  5. 画面位置調節から”NTSC基準値”のボタンを押す。
  6. ”実行”のボタンを押す。
  7. ちゃんと変更されているかどうか”1-画像ファイル読込”→”2-画像プレビュー”の順にボタンを押して確かめる。
    もし、変更前の画像に戻るようなら1.からやり直し。

これでHDL_AIOでの操作は以上です。これで「BOOT.ELF」と「BOOT.ELF.bak」のファイルができたはずです。
.bakファイルは元のELFなので保存するなり削除するなり好きにして構わないです。

後は解凍の時と同じ手順で圧縮を行います。圧縮せずに使用できますが3MBという容量はメモリーカードには大きすぎるので圧縮することを薦めます。(何より転送に時間がかかる)

背景画像を変更した場合、圧縮するとファイルサイズが大きく元のサイズより大きくなったり小さくなったりしますが、画像変更によるもので気にする必要はありません。逆に単色のBMPを用いてファイルサイズを小さくするという手もアリです。圧縮できたらメモカブートの時と同じように「システム設定ファイル」に埋め込んで、メモリーカードに転送し、今までどうりの方法でご使用ください。ただ、modeの設定画面が以下のように表示されるようになります。

Slow HDD access mode1と同じ。
Disable DVD9 support ”No”でmode2、”Yes”で適用した二層対応パッチ。
Kill HDL after launch mode3と同じ。
Date/timefix 2 セーブなどの日時が変になるのを修正、「Date/timefix 3」と一緒に”Yes”にすると「Date/timefix 0」に変化。
Date/timefix 3 セーブなどの日時が変になるのを修正、「Date/timefix 2」と一緒に”Yes”にすると「Date/timefix 0」に変化。
Disable network support GT4などでのLAN対戦を可能にする。”No”で有効、”Yes”で無効。
Disable UAB patch 「グラディウス5」などを動かせるようにする。”No”で有効、”Yes”で無効。
Soul Calibur 2 「ソウルキャリバー2」などを動かせるようにする

これでHDAの改造は以上です。

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uLaunchELF

uLaunchELFとはELF用のランチャーソフトのことで複数のELFを使用するときに使います。
コレを使えばHDAやHDLはもちろんのことその他色々のELFファイルをより簡単に使うことが可能となります。
このソフトはUSBマスストレージに対応していてPS2のUSBに差し込んだストレージの中身を読み取り、回覧することができます。他にもメモリーカードやHDDの中身もにも見ることが可能ですが、今回はUSBマスストレージを利用した方法をご紹介します。

要るもの

  • ■USBマスストレージ(サンディスク製が相性が良いらしい。詳しくはHDL-WIKIで)
  • ■uLaunchELF(これもHDL-WIKIで見つかると思います。)
  • ■メモカブートのできる環境(無い人はできないです)

uLaunchELFを見つけたらダウンロードし、解凍します。中にELFファイルが入っていると思いますのでそれをBOOT.ELFにリネーム(既になっていると思うが)します。
後はメモカブートの時と同じ方法でメモリーカードに転送します。

次にUSBマスストレージに各種ELFを入れます。この時ELFの名前は好きなように変えてかまわないです。
ただ、フォルダを使いたい場合もそうですが名前は半角英数にしてください。
そうしないとuLaunchELFで名前が表示されません。

PS2でuLaunchELFを起動するとこのような画面が出てきます。

uLaunchELF uLaunchELF

色々表示されてますが本来何も設定して無いと「SELECT:CONFIG」以外は表示されていないと思います。そこでセレクトボタンを押すと・・・。

このような画面になると思います。
ここでセレクトボタン以外の全てのボタンへの設定ができます。設定したいボタンのところで○ボタンを押すといくつかの項目が出てくると思います。

項目の説明

  • [ mc0:/ ] メモリーカードスロット1へのパスです。
  • [ mc1:/ ] メモリーカードスロット2へのパスです。
  • [ hdd0:/ ] HDDへのパスです。
  • [ cdfs;/ ] PS2のCD/DVDドライブへのパスです。
  • [ mass:/ ] USBマスストレージへのパスです。
  • [ MISC/ ] uLaunchELF固有のプログラムが入ってます。

今回はUSBマスストレージを使用しているので「mass:/」を選択します。
その後ストレージの中身が表示されるので目的のELFまで項目をたどっていって目的のELFで○ボタンを押します。
すると、設定したいボタンのところにELFが設定されます。
あとはこの手順を繰り返し、全て設定できたら下のほうにある「OK」を選択すると設定が保存されます。
あとは設定したボタンを押せばそれにリンクされてるELFが起動します。

uLaunchELFに関してはとりあえずはこんなもんです。この技は色々実験したり、頻繁にELFを入れ替えたりする人に便利な技ですが、別に普通につかえれば良いという人はあまりやんないほうが良いです。起動するのに一手順増えてしまいますからね。ただ、新たなプログラムが増えたりアップデートしたい時なんかは非常に便利です。ストレージの中身をPCで直接書き換えるだけで使うことが可能ですから、いちいちメモリージャグラーを使う手間もありません。メモカブートができるのであればやってみて損は無いと思います。

以上、とりあえずこんなもんですかね?皆さん更なるHDDゲームライフをお楽しみください。
でわ!(^^)

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